出勤時刻、退勤時刻を計算しやすいように、切り上げたり、切り捨てたりすること。

アルバイトの給与計算においては特に丸めの処理が行われることがよくあるります。

最近は、労働基準監督署が、大手チェーンの立ち入り監査で、1分単位での給与計算を指示することも聞くことがありますが、アルバイトの給与計算を1分単位でやっていたら、事務作業の効率も悪いし、給与の支払い総額も、必然的に増加することになります。

なぜなら、17時までのシフトだとしても、17:00ジャストに打刻することは、現実問題として不可能でああります。それこそ17:00前にタイムレコーダーの前で待機して、時刻が丁度を示したときに一斉に打刻させろとでもいうのでしょうか。

1分単位で丸め処理を行った場合、毎回の勤務で数分のシフト予定外勤務が発生するため、シフト上の予定人件費よりも、多く給与を支払うことになりやすいのも事実です。

そのため、一般的には15分単位や、30分単位で丸め処理を行うことが多いようです。

5分単位や、10分単位で丸めても良いが、その場合10進法に換算すると割り切れない端数が発生しやすくなるため、使い勝手が悪くなるので、よく考えてから丸め単位を決めたほうが良いでしょう。

勤務時間に時給を掛け算するときは、普通は10進法に換算してから計算します。

例えば、10分を10進法に換算すると、0.166666・・・時間となります。
割り切れない端数が出るということは、計算方法の順番次第で支給金額にも影響が出ます。計算の作業効率も悪くなるだけでなく、毎回同じ手順で計算しないと支給金額の計算根拠が不確実になります。

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